株式会社ベネッセコーポレーションが実施した「夏休みの宿題・過ごし方調査2026」で、
夏休みの宿題の中で読書感想文を大変だと感じる児童が25.9%にのぼることが分かりました。
最難関とされる自由研究・工作(児童27.4%)に次いで高い割合で、
読書感想文が宿題の中でも上位に入る「悩みのタネ」であることがうかがえます。
調査は小学3〜6年生の児童10,699人と保護者918人を対象に、
2026年7月9日から15日にインターネットアンケートの形式で実施されました。
この記事でわかること💡
- 読書感想文を大変だと感じる児童の割合
- 自由研究との比較で見えるポジション
- 感想文が難しいと感じられる理由
- 本選びと書き方の進め方
- 公式情報で確認できること
感想文が大変な理由まで、
気になる情報を詳しくまとめましたので
ぜひ最後までチェックしてみてください。
調査結果の結論は「感想文が大変25.9%」
今回の調査で、夏休みの宿題の中で大変だと感じる項目を聞いたところ、
読書感想文を大変と回答した児童は25.9%という結果でした。
4人に1人以上が「感想文が大変」と感じている計算になり、
ドリルや漢字練習のような反復型の宿題とは異なる種類の負担があることがうかがえます。
感想文は読む・考える・書くという複数の作業が重なるため、
単純な計算問題とは違った時間の使い方が必要になります。
自由研究に次ぐ「悩みのタネ」というポジション
同じ調査では、自由研究・工作を最難関と感じる児童が27.4%という結果も出ています。
読書感想文の25.9%はこれに次ぐ数値であり、
自由研究・読書感想文の2つが宿題の二大難関になっていることが分かります。
この2つに共通するのは、
「正解が1つに決まっていない」という点です。
ドリルのように答えを埋めていく作業とは違い、
自分で本を選び、自分の言葉でまとめる必要があるため、
着手のハードルが高く感じられやすいと考えられます。
読書感想文が難しいと感じられる理由
読書感想文が大変だと感じられやすい理由としては、
次のようなプロセスの多さが挙げられます。
- 読む本を選ぶ段階でつまずきやすい
- 本を最後まで読み切る時間が必要
- 感じたことを文章にする作業自体が苦手な子も多い
- 原稿用紙の枚数を埋める必要がある
特に「本選び」でつまずくケースが多いといわれています。
面白いと思える本に出会えないまま読み始めてしまうと、
読み進めること自体が苦痛になり、
感想文を書く段階まで気持ちが続かなくなってしまいます。
本選びで意識したいポイント
読書感想文の負担を減らす第一歩は、
本人が興味を持てる本を選ぶことです。
- 好きなジャンル(冒険・動物・スポーツなど)から選ぶ
- 学年の読書感想文コンクールの課題図書を参考にする
- ページ数が多すぎない本を選ぶ
- 図書館や書店で実際にページをめくって選ぶ
「読まされている」感覚が強い本より、
本人が選んだ本のほうが、
感想文を書く際にも自分の言葉が出てきやすくなります。
読む前に表紙やあらすじを一緒に確認する時間を取ることも、
本選びの失敗を減らすポイントです。
感想文をまとめやすくする書き方の型
感想文を書く際は、いきなり原稿用紙に向かうのではなく、
次のような順番でメモを作ると進めやすくなります。
- この本を選んだ理由
- 印象に残った場面とその理由
- 登場人物の行動について自分ならどうするか
- 読み終えて自分の中で変わったこと
この4項目を先に箇条書きでメモしておくと、
原稿用紙を埋める作業がぐっと進めやすくなります。
あらすじの説明に文字数を使いすぎず、
「自分がどう感じたか」に重心を置くことが、
感想文らしい内容にするポイントです。
学年によって変わる感想文の難しさ
今回の調査は小学3〜6年生を対象にしており、
学年別の詳細な内訳までは公表されていません。
ただし一般的に、低学年ほど「文章の量」が負担になりやすく、
高学年ほど「内容の深さ」を求められて難しく感じやすい傾向があるといわれています。
低学年のうちは、原稿用紙を埋めること自体が高いハードルになりがちです。
その場合は、文字数を意識しすぎず、
「面白かった場面を3つ書く」など具体的な目標に置き換えると取り組みやすくなります。
高学年になると、あらすじの説明だけで終わらず、
自分の考えや意見を交えることが求められるようになります。
宿題全体の中での位置づけ
同じ調査では、保護者が大変だと感じる項目として
食事の準備が59.3%、ゲームや動画視聴のルール管理が53.9%、
宿題のチェックそのものが50.2%という結果も出ています。
読書感想文(25.9%)や自由研究(27.4%・保護者40.1%)は、
宿題単体で見ると大きな割合ですが、
夏休み全体の家事・育児の負担と合わせて考えると、
数ある負担の中の一つという見方もできます。
感想文だけを特別視しすぎず、
夏休み全体のスケジュールの中に無理なく組み込む視点も大切です。
保護者はどこまでサポートすべきか
読書感想文は自由研究と同様、
子ども一人に任せきりにすると進まないまま夏休み終盤を迎えるケースがあります。
ただし、感想文の文章そのものを保護者が書いてしまうと、
本人の言葉ではなくなってしまいます。
本選びとメモ作りまでを一緒に行い、
清書は本人に任せるという関わり方が、
負担を減らしつつ子ども自身の作品として仕上げるバランスだといえます。
読書感想文に関するよくある疑問
Q. 感想文はいつまでに終わらせるべきですか。
今回の調査では、宿題全体を7月中に終える目標を持つ家庭が38.9%というデータが示されています。
感想文単独の締め切り目安については公式には確認できませんでしたが、
本選びと読了だけでも早めに済ませておくと、
執筆の負担を分散しやすくなります。
Q. 何を書けばいいか分からないと言われたらどうすればいいですか。
今回の調査結果からは具体的な対処法までは確認できませんでしたが、
「印象に残った場面はどこ?」など、
親子で会話をしながら気持ちを言葉にする手助けをすると、
書き出しのきっかけを見つけやすくなります。
公式情報で確認できること・確認できないこと
今回紹介した数値は、
株式会社ベネッセコーポレーションが公表した
「夏休みの宿題・過ごし方調査2026」の結果にもとづいています。
小学3〜6年生の児童10,699人と保護者918人を対象とした調査であり、
2026年7月9日から15日にかけて実施されました。
学年別の詳細な内訳や、具体的にどの場面で難しいと感じているかといった
踏み込んだ内容までは公表されていないため、
あくまで全体の傾向として参考にしてください。
まとめ
今回の調査では、
夏休みの宿題の中で読書感想文を大変だと感じる児童が25.9%、
自由研究に次ぐ悩みのタネであることが示されました。
- 読書感想文が大変な児童は25.9%
- 自由研究(27.4%)に次ぐ悩みのタネ
- 本選びでつまずくケースが多い
- メモ作りをしてから書くと進めやすい
読書感想文は、本選びと書き方のコツさえつかめれば、
思っているより負担を減らせる宿題です。
今回の調査結果を参考に、
本人が興味を持てる本選びから始めてみてはいかがでしょうか。
いきなり原稿用紙に向かわせるのではなく、
印象に残った場面や自分の気持ちを言葉にするところから始めることで、
書くこと自体への苦手意識も和らぎやすくなりそうです。
学年に合わせて目標のハードルを調整することも、
感想文と前向きに向き合うための工夫の一つです。

コメント